ゆずのき

少し心が弱い20代半ばが、躓きながらも生きている様子。

つらつらとおもったことを。

なんくるないさ

アメリカにいる沖縄出身の友達がそろそろ帰国してくるということで、
LINEで電話をかけてみました。
2時間ほどだらだらと続けてしまったのですが(長電話だいすきな困ったやつです笑)、
そのなかで気付かされたことも。

正直とってもとっても凹んでました。
それは先の見えない不安だとか、選択の重さだとか、目の前に靄がかかって自己否定のデフレスパイラルにおちいっておりました。

彼に就職どうするの?と聞いてみたところ
「警察官になる」と。
….…はぇ!?
前に一緒にアメリカで切磋琢磨してたころ、そんなん1度も聞いたことないぞ…⁈と。
思い出してみればあまり自分のことを話さない奴だったので、地元で就職すると言われた時点で、なんとなく観光業かな?なんて勝手に思っちゃってたんですね。超偏見(笑)もうなんか、びっくり。
そこでなぜ警察官になりたいのにアメリカに行ったのか理由を聞いてみると、沖縄にどのくらいアメリカ人がいるかということと、そこでどのくらいアメリカ人の関わる犯罪があるか、ということを教えてくれました。
自称何も考えてない彼ですが、いやいや、すごく納得のいく説明…汗

アメリカで学んだ英語を将来にきちんと役立てようとしている姿に、わたしは自分のやりたいことが少しだけ見えた気がしました。
今やっている就活、たしかに間違ってるな(笑)

あともうひとつ、彼に言われて泣きそうになったことが。
わたしが今就活をお休みしていることを伝えると、やりたいことをやれと。
「やりたいこと」ってすごく曖昧で、わたしはやりたいことがたくさんあるけどどれか1つに絞ることができない、という悩みがあったんですよね。

でも彼に言わせると、
「俺はやりたいこととにかくやる。んで、やりたいことやってたらそこで気づくこともあるし、そのうち成功すると思う。失敗してもそこでまた新しい道というか、方法が見つかると思うし、もしほんとにだめなら、考える。くよくよして悩む時間は無駄だし。やってたらどうにかなる…なんくるないさの精神よね(笑)」

まず…
本場の人の「なんくるないさ」聞けたことに感激!発音やば!(そこかよ)

じゃなくて、笑
沖縄にはほぼ無縁だったのでそんな言葉すっかり忘れてたけれど、
あ、だからこの人いつも明るいのか
とものすごく納得がいきました。
この言葉、わたしがアメリカにいたとき昔よく意識していた
人事を尽くして天命を待つ
と同じような意味だそうです。
もうなんかそんなことまで忘れてたのか…と。

そのなんくるないさの精神を持つ彼に、私いたく感激致しました。
わたしの悩みなんてぽーーーんと蹴り飛ばしてしまいました。
その考え方に触れるだけで、心にずしっと被さっていた重みがすっと消えてしまいました。
本人は何も考えてないと言いますし、実際わたしも、彼は何も考えてないなーと思うこと、とってもよくあります(笑)
でもそれはとてもとても良い意味で。

彼は沖縄に戻るのでまだしばらく会うことはないと思いますが、また会いに行きたいと強く思います。
ありがとう。