すきま
GW 里帰り
「外国人」
「外国人」って
どういうイメージを持っていますか?
わたしはアメリカの、しかも人種のサラダボール感満載なボストンにいた関係上
色々な生まれ育ちの違う人々と出会う機会がありました。
語学学校に1年通っていると、色々な国の人と友達になることができました。
異なるバックグラウンドを持った彼ら彼女らから学んだ文化や思想の違いは
狭い価値観で狭い範囲で生きてきたわたしにとってとても刺激的で
世界は広い、なんてありきたりな言葉が本当に正しいと実感することばかりでした。
日本に帰ってきて、自分がアメリカに行く前と大きく変わっていたことがあります。
外国人観光客の受け入れ体制です。
日本は、数年前とは比べ物にならないくらいの外国人観光客が
観光で訪れるワクワクした国になっていました。
しかし同時に、色々なネガティヴな話も聞きました。
民泊での騒音問題
周囲に迷惑をかける身勝手な行動
お世辞にも美しいとは言えない振る舞いの数々
わたしは「外国人」という言葉が、「他国から来た日本に適応できない人」という意味合いで使われているように感じました。
確かにそうかもしれません。
でも、そんなの最初は当たり前じゃないでしょうか。
違う文化の国に行って、違う言語を使う人々の中に飛び込むわけです。
その国に行く前の予習くらいでその国に適応できたらすごいと思います。
わたしが思うことは
海外から来た人たちが日本に適応できるようにするんじゃなくて
私たちが、違う文化を受け入れることがまず大事なのではないか、ということです。
その上で、日本の文化を知ってもらえばいいのではないでしょうか。
中には我が道を突き進む人もいるでしょう。でもそれはそれでいいのです。
その人はきっとそれしか知らないんです。
だからこそ、知らないことを教えてあげたらいいんです。
それを知った上で、また来たいと思ってくれたらいいし、もう嫌だと思ったとしても、それでいいんです。
「外国人」という言葉を、否定的に使うのは、悲しいです。
わたしたちの視野を広げてくれる、素敵な「人間」かもしれませんよ。
ゆずき